『バンバン女の子に点数を付けて行きましょうゲーム』スタート。
 ゲームをスタートしてから、道路を横切った一番最初の女の子は、女子高生だった。肌の色は『ガーナミルクチョコレート』のチョコレート役でCM出演が決まりそうなガングロ。髪は白髪。靴下はルーズソックス。1990年代後半に流行った『コギャル』と言う格好が、また最近になって流行っているらしい。俺達5人のメンバーの中では、剣が好きそうなタイプの女子。
「お!! 俺、75点」
 案の定、高得点を啓示したのは剣だった。
「僕的には、45って感じですね〜。」
 太郎もまじめに答えている。
「俺は、質素かつが好みやけん。30点ってところやね〜。」
「飛鳥!! お前30点?! 見る眼ねぇな〜。」
 剣にそう言われたが、いいだろう別に・・・。俺的は30点なんだ。
「70・・・。」
 ゲームに参加してんだか、してないんだか、分かんないけど雅はボソッと良い点数を付けた。
「ケツちっせえから、俺は52.3って感じだな。」
 何だかんだ言っても、ざくろもちゃんと参加してたりする。
「はーい。集計結果は、平均54.46点でございま〜す。」
 さすが、剣が速いのは足だけじゃなく、暗算だって凄く速い。茶色い顔の女子は、52.46点に決まった。・・・別に、本人には知らせないけどな。
 次に道路を横切ったのは、25歳くらいのOL。紺色のスーツをビシッと着て、膝上20cmくらいのタイトなスカートからは、ムチッとした足が伸びている。ムチムチ系は、ざくろの好みだな。
「俺、あんなのダメ。もっとこう、スレンダーなのが良いから、40点。」
「僕も、お姉様タイプは、ちょっと・・・。42点」
「俺もスラッとした人が良かけん。35点。」
「64・・・。」
 さっきの女子に比べて、ちょっと低い結果になりかけた時、
「お前等、まだまだガキだなぁ・・・。女はグラマラスボディだ。98点!!」
 ざくろがいきなりとんでもない数字を出した。しかも、始めは乗り気じゃなかったのに、なんだか熱い。
「おお・・・。意外な展開で、平均55.8点でございます〜。」
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