「おまえも、ダゴにされたかつか?」
「俺は、普通に強いぜ…。」
「名前は?」
「元内ざくろ。…お前は?」
「植村…飛鳥じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
植村飛鳥と名乗った銀髪の学生は、ビーダマを握り締めた拳を、元内ざくろと名乗る金髪の学生の頬に捻り込んだ。そして、元内ざくろはそのまま小砂利の上に倒れこむ。
「この学校の連中は、総て俺の家来にしてやっぜ。」
「…おお。ざくろがやられるところ、始めて見た…。」
川原の上に赤い髪の学生が立っていた。
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