ある日、剣マシンは下校中、町の一角に人だかりが出来ているのに気付き、側まで足を運んだ。
「危険です!! みなさんこの場から離れてください。」
 警官隊が取り囲む中央には、特殊爆弾処理班が木箱にしかけられた爆弾をはずしている。目の前にある銀行に仕掛けられていた物らしく、銀行の前までは運び出す事が出来、ココで起爆装置を除去する作業が始まったのだ。人だかりは、その作業を見守る『ヤジ馬』達である。
 1人の警官が、警部らしき人物に駆け寄った。
「作業は困難を極めています。特殊班も自然爆破の手段を取った方が良いと言ってます。付近住民の避難は完了しています。爆破まで後2分…我々も避難しましょう。」
「やむを得ない…。とりあえず、ヤジ馬共を蹴散らせ!! 俺達の避難はその後だ!!」
 警部らしき男が激を飛ばし、警官はヤジ馬の前に走り出た。
「みなさん!!今すぐ避難してください!!この爆弾は、『自然爆破』の処置を取ります!! 早く!!」








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